備忘録

需要0です。役に立ちません。書ける程、進捗ガンバリマス!

太宰治『人間失格』(新潮文庫)

こんにちは。下書きが貯まってきたので、これから暫く予約投稿にて連日更新します。

今回はこれです。 

www.shinchosha.co.jp

先週の日曜、暇になった(した)ので、ふと読んでみました。というのも、最近現代文で冒頭部分を扱った問題を解く機会がありまして、そういえば太宰治は一作も読んだことがなく、ちょっと続きが気になったのもあって、思い切って、読んでみました。のっけから自分の日本語力に限界を感じます。

 

さて、感想ですが、冒頭第一の手記の終わりくらいまでは、ちょっと分かるような、共感性に響く部分があったのですが、途中からは完全にそういう人も居るのかもなぁ、、ってホンマか?という気持ちでした。薬物と酒と女性に関わらなければ、もっと言ってしまえば、堀木と関わらなければ、葉蔵はまともな道を歩んだんですかねえ。全体を通して、あぁそうですか、(´・д・`)ホヘーという感想で、どう捉えて、どういうメッセージを受け取ればいいのか、ちょっと自分には分かりませんでした。話としては、面白かったですし、小説としては嫌いじゃないですが、正直ちょっとよく分からなかったです。初めから人間として難しかったということなんでしょうか。そもそも一番最初に情死した前夜の幸福感ってなんなのか、自分にはよく分かりませんでした。でも、凄く引き込まれると言うか、一度読み出したら最後まで目が離せない魅力のようなものはありましたし、偉大な作品なんでしょう、よく分かりませんでしたが。

 

個人的には(お前に罪はない)がちょっとツボでした。

私が受け取った大きな教訓としては、薬物はダメ絶対で、お酒と女性は控えめにって事ですかね。あと、新環境での孤立辺りか。ではこの記事の一さいも、過ぎて行くことにしましょうか。(お前に文才はない) 

 

 

追記、読んでた時から感じていたけど、あまりにも小説を読んでいなかったのでこんなものかと流していたが、文体が独特、一文が長いように思う。嫌いじゃないが。

『現代化学』(東京化学同人)

お久しぶりです。4月に引っ越して環境がガラッと変わったので、生活バランスが暫く掴めず、また、ブログをどうすればいいかもよく分からなかったので(今も)、なかなか更新出来ていませんでした。何かの感想を、こうやってログに残るところに書くのって、やっぱり怖いよね。

 

さて、今日取り上げるのはこれです。

www.tkd-pbl.com

 日本国内で、化学の月刊誌といえば(学会の会報とか試薬会社の定期便?とかを除けば)、京都の化学同人が出版している月刊「化学」と、東京化学同人が出版している「現代化学」の2つが特にポピュラーだと思います。(小生は浅識ですので、それ以外も沢山あるかもしれません。ごめんなさい。)

自分は、最寄りの図書館が「現代化学」を取り寄せているので、去年から「化学」を定期購読しているのですが、大変面白いです。インタビュー然り、特集されている研究然り、とても読みやすいですし、勉強にもなりますので、お勧めです。

 

「化学」についてはまたいずれ取り上げるとして、今日は「現代化学」のここ2~3年で自分が特に惹かれた記事・巻を紹介して、筆を置きたいと思います。そもそも、この記事を書くきっかけとなったのが、今月号が、自分が特に強い興味を持っていて、とても尊敬している先生のインタビュー特集だったからなので、まずは現代化学2019年6月号を推挙します。また、演習で学ぶ有機反応の作者で、全合成の大家であらせられる福山先生の「全合成の将来?」という記事も特に印象的でした。以下に纏めます。

  • 2016年12月号;座談会、分子モーター、有機合成をコンピュター(連載の船津先生の記事は分かりやすく、とても勉強になりました。)
  • 2017年7月号;カーボンナノベルト、ナノカーレース(言わずもがな。)
  • 2018年3月号;座談会、共鳴理論(有機EL材料)、有機半導体有機蓄光超分子化学的な高分子(この巻は材料化学に関心がある私にとって一番印象的で、読んでて本当に昂りました。)
  • 2018年8月号;複合アニオン、マクロとナノの切り口、超重元素、最長結合、毒ガス、分子マシン(特に後半の某記事は、普段接する化学とは全然違って、良くも悪くも考えさせられました。)
  • 2019年6月号;インタビュー、全合成の将来?(大きな書店に置いてあると思うので是非買って読んでみて下さい。)

何とか、書店にまだ6月号が置かれているうちにブログを更新出来て、ほっとしています。「現代化学」も「化学」も何方もとても面白く、為になりますので、是非読んでみては如何でしょうか。そんな感じです。(書ききれなかっただけで、他の記事や巻もとても面白く、素晴らしいです!自分の浅学故に、至らぬ点も多数あると思いますが、何卒温かい目で見て頂けると嬉しいです。)

 

 

ローマの休日

昨日は散歩して、筍を掘って、SAO18巻を読了して、洋画を見るという、完全に受験を舐めてる1日でした。偶には良いよね()

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そんな訳でHuluにあったので、ローマの休日を観てみました。

www.happyon.jp

なんというか演出なんでしょうけど、ぎこちなさがずっとあって、あとヒロインそんなすぐ恋に落ちるか?って若干モヤモヤしたりはしましたが、古典的名作と言われるだけあって面白かったです。あと白黒の動画を2時間も観たのは初めてなので、それもちょっと新鮮でした。最後のカメラマン、良いよねd('∀'*)

OB訪問合宿

これで書きたかった事も終わりです。

分かる人には分かると思いますが、今年も某合宿に参加させて頂きました。

そこで感じたのは、最近聞いた講演の中でもずっと感じていた事なのですが、自分の中の価値観が少し煮詰まってきているという事です。大分そういうのに参加させて頂いて、いろいろ話を聞いて、経験すると、結構共通点とか、これは本当に大事なんだろうなあというものが見えてきて、最近ようやく纏まってきた気がします。

もちろん完成したなどと言うつもりも自覚も全くありませんが、少なくとも、これから暫くの間の自分の考え、価値観?、生きていく為の下地は出来た気がします。

言うなれば、モラトリアムは終わったのです。

そんな訳で、これから暫く我武者羅に努力をしたいと、する所存です。受験に限らず。

ノーベル賞受賞者を囲むフォーラム「先端医学が拓く未来」

参加して参りました。

www.yomiuri.co.jp

特に印象に残った2点を取り上げます。

まず、山中先生が仰った「Vision&Work Hard」という言葉です。これは良きビジョンを持って、懸命に取り組みなさい!という意味で、研究だけでなく、何かに向かって取り組むとき全般に活かせそうです。

次に、本庶先生の力強さが講演を通して、伝わって参りました。研究や予算について質問が出ても、はっきりとお答えなさっていて、なんというか迷いがなく、強い信念を持っていらっしゃることが側から見ても感じました。

とても濃密で、貴重な3時間でした。

日本化学会第99春季年会

春休み中バタバタし過ぎて、書きたいネタが溜まり、かつ忘却も始まったので、慌てて消化している今日この頃です。終わったら速やかに宿題も処理したいと思います、はい、いやマジで。

前の講演会もそうですが、調べれば意外と講演会って、結構な頻度で、色々な場所であって、しかも無料だったり、高校生なら手頃な値段で参加できて、更にその分野の一流の方が登壇なさるので、凄い分かりやすく、かつ纏まった情報が得られるので、最近の自分のおすすめです。

www.csj.jp

さて、今回は表題通り日本化学会の年会に行って参りました。これこそ下手なことでも書こうものなら一生涯に関わりそうで、無限に書きたいけど怖くて書けない状態だったので、いつも通り凄く適当にさっと感想を書きます。本当は日程や講演毎に記事を分けたいですが、本当に怖いので、タイトル以上に情報量がないじゃないか!ってくらいの浅さになるかと思いますが、悪しからず宜しくお願い致します。興味を持ちましたら各自で調べて下さい。

個人的に特に響いたなあというのは全て講演なので、特にどれがというのは難しいのですが、まず光物性の発表はなんというか感慨深かったです。自分も僅かに、ほんのちょっとだけそういうことをしたので、その延長線上にはこういう研究があるのか、こういう発表をするのか、と凄く刺さるものがありました。また、CPPやホウ素関連、分子エレクトロニクス(なんというか配位子って強ぇという気持ちになりました。)、APEX、pブロックなどなどと本当に書くことだらけですね。多過ぎて流石に書けそうにないので総括します。

 

自分はまだ高校生なので、学会とか全然知らなくて、ドキドキしながら行ったのですが、凄くいい経験になりました。卒論?の発表やポスター発表とか、学会の雰囲気もそうですが、実際にこの分野はこれだけの方々が取り組んで居て、こういう研究あるんだ!って知られたことが何よりも良かったと思います。特に自分はやっぱり化学が大好きなので、こういう知見をこういう事に活かしています!とか以前paperでお見かけした研究の続きが聞けて、本当に幸せな時間を過ごせました。知らない話だらけで、しかもどれも面白くて、本当に最高でした。

ただの感想文チックな締めくくりで悲しい顔をしていますが、来年も無事志望校に合格して、平和な気持ちで聞きに行けたらなぁと思います。

浅田稔教授 退職記念国際シンポジウム

そんな訳で題目通り拝聴して参りました。

いずれ夏前くらいにまとめるつもりではありますが、大阪大学GSC:SEEDSというところからこの講演会のお知らせが届いたのがきっかけで、以前から気になっていたマツコロイドの石黒先生やロボカップ創始者の浅田先生の御話がお聞き出来ると聞き、思わず行ってみた次第です。

www.er.ams.eng.osaka-u.ac.jp

正直自分は情弱で、あまりこういうAIとかロボットについてよく知らないので、全く理解できないのではないかと不安だったのですが、行ってみると意外にも、後述の認知発達ロボティクスというものが中心で、実際のプログラムやロボットの具体的部分じゃなくて、人とロボットの繋がり、そのためにはどういう機能がロボットに必要なのか、という観点からの御話が多かったように思います。

春休みにあまりに余裕がなく、講演から1ヶ月も経ってしまい、大分記憶に自信がないのですが、全体を通して、特に響いた3点だけ紹介します。

まず、浅田先生が途中で仰っていた機械学習が如何に発達して、人間のミスの確率、仮に0.5%だとすると、それを下回って、機械が0.3%の水準を実現したとして(一部では既に実現しているようです。)、果たして社会はそのミスを許容出来るのか、という内容は本当に目からウロコでした。要するに、ヒューマンエラーとして、現在処理されているものが、ロボットエラーとして現れた際にどうなるのか、という話です。よく自動運転が議論される際にも話題になりますが、それ以外でそんな視点を持った事がなかったので、なるほどなぁと凄く腑に落ちました。

2点目は認知発達ロボティクスという分野の存在です。正直行くまで全く知らなかったので、世の中にこんな研究があるんだということが兎に角驚きでした。ロボットの性能とかではなくて、その社会性?ともいうべき、ロボットとその周りの環境との相互作用を突き詰め、その相互作用からロボットが自分で発達する仕組みを作り、その発達から人も理解しようというような感じだったと思いますが(詳しくはググって下さい)、自分にとって相当衝撃的でした。なんというか、SF気分です。構成論的人間学とか、ロボットに欲求を持たせましょうとか、人間って意外と反射で動くよねとか、本当に色んな御話が聞けて、非常に満足でした。沢山あり過ぎたので割愛しますが、聞いてて知らないことだらけだったので、本当にワクワクしましたし、THE 分野横断って感じの研究で、とても面白そうでした!

3点目は、自分のメモが汚過ぎてちょっと怖いのですけど、自己組織化と機能分化についてです。確か、各要素は規則的だけど、全体はカオスな環境への適応を考えると〜だけど身体性が〜〜みたいな話でって、迂闊なこと書きそうなので、やめときます。

 

なんというか、知らなさ過ぎて、適当なことしか書けなさそうで、碌に感想も言えませんが、本当に好奇心が強く惹かれる非常に素晴らしい講演会でした、ありがとうございます。今度時間に余裕を見つけたら、認知発達ロボティクスの本でも読もうと思います。