備忘録

需要0です。役に立ちません。書ける程、進捗ガンバリマス!

浅田稔教授 退職記念国際シンポジウム

そんな訳で題目通り拝聴して参りました。

いずれ夏前くらいにまとめるつもりではありますが、大阪大学GSC:SEEDSというところからこの講演会のお知らせが届いたのがきっかけで、以前から気になっていたマツコロイドの石黒先生やロボカップ創始者の浅田先生の御話がお聞き出来ると聞き、思わず行ってみた次第です。

www.er.ams.eng.osaka-u.ac.jp

正直自分は情弱で、あまりこういうAIとかロボットについてよく知らないので、全く理解できないのではないかと不安だったのですが、行ってみると意外にも、後述の認知発達ロボティクスというものが中心で、実際のプログラムやロボットの具体的部分じゃなくて、人とロボットの繋がり、そのためにはどういう機能がロボットに必要なのか、という観点からの御話が多かったように思います。

春休みにあまりに余裕がなく、講演から1ヶ月も経ってしまい、大分記憶に自信がないのですが、全体を通して、特に響いた3点だけ紹介します。

まず、浅田先生が途中で仰っていた機械学習が如何に発達して、人間のミスの確率、仮に0.5%だとすると、それを下回って、機械が0.3%の水準を実現したとして(一部では既に実現しているようです。)、果たして社会はそのミスを許容出来るのか、という内容は本当に目からウロコでした。要するに、ヒューマンエラーとして、現在処理されているものが、ロボットエラーとして現れた際にどうなるのか、という話です。よく自動運転が議論される際にも話題になりますが、それ以外でそんな視点を持った事がなかったので、なるほどなぁと凄く腑に落ちました。

2点目は認知発達ロボティクスという分野の存在です。正直行くまで全く知らなかったので、世の中にこんな研究があるんだということが兎に角驚きでした。ロボットの性能とかではなくて、その社会性?ともいうべき、ロボットとその周りの環境との相互作用を突き詰め、その相互作用からロボットが自分で発達する仕組みを作り、その発達から人も理解しようというような感じだったと思いますが(詳しくはググって下さい)、自分にとって相当衝撃的でした。なんというか、SF気分です。構成論的人間学とか、ロボットに欲求を持たせましょうとか、人間って意外と反射で動くよねとか、本当に色んな御話が聞けて、非常に満足でした。沢山あり過ぎたので割愛しますが、聞いてて知らないことだらけだったので、本当にワクワクしましたし、THE 分野横断って感じの研究で、とても面白そうでした!

3点目は、自分のメモが汚過ぎてちょっと怖いのですけど、自己組織化と機能分化についてです。確か、各要素は規則的だけど、全体はカオスな環境への適応を考えると〜だけど身体性が〜〜みたいな話でって、迂闊なこと書きそうなので、やめときます。

 

なんというか、知らなさ過ぎて、適当なことしか書けなさそうで、碌に感想も言えませんが、本当に好奇心が強く惹かれる非常に素晴らしい講演会でした、ありがとうございます。今度時間に余裕を見つけたら、認知発達ロボティクスの本でも読もうと思います。